こんにちは!
2022年度第3回の英検1級を受験し、ついに合格をすることができました。
(1回目の受験についてはこちらの記事にて!)
この記事では、今回行ったことについて振り返ってみたいと思います!
1次試験結果
まず1次試験の結果がこちらです。
内訳
- リーディング
13/25, 3/6, 9/10 (25/41)
- リスニング
10/10, 6/10, 4/5, 2/2 (22/27)
長文の読解とリスニングは元々過去問を解いた際に合格基準を超えていそうだったので、対策していません。そのため、今回は語彙と英作文の対策を行いました。
点数を見ていただくとお分かりになるかと思いますが、語彙に関しては対策不足の状態で受験することになりました…。
こんな感じなので本当に参考にならないんじゃないかと思って書くのを迷ったのですが、過去の私のように「読解とリスニングはできるのにあと一歩が届かず落ち続けてる…」「英作文の対策の仕方が分からなさすぎる…」という方が英検沼を抜け出すきっかけになればと思い、まとめてみたいと思います。それではまずは語彙対策から!
語彙対策
前回の受験時はmikanという暗記アプリを使用してパス単を勉強し、わりと覚えた状態で試験に挑んだのですが、思ったよりも知らない単語が多く出てきました。
そこで今回は「英検1級でた単」というアプリを使用しました。
こちらは過去の英検で正解や不正解として出題された単語が網羅されており、パス単よりもかなりボリュームがあります。
毎回英検のテスト後に網羅率も出されているのですが、今回もかなりのカバー率だったそうです!
全然点が取れていない私が言っても説得力が皆無ですが、このアプリをしっかりやりこめば点を上げられそうだと感じましたので、おすすめです!
また、語彙対策はこつこつ時間をかけて勉強すれば、それに比例して点数を上げられる分野だと思います。
語彙で安定して点が取れると、目に見えて合格が近づくので安心して勉強できるという効果もあります。逆に私はここができなかったので、試験直前はもう棄権しようかと考えたり、試験を受けた後も自己採点をしてもうだめだと思ったりしていました…!これから勉強される方には、私を反面教師にして是非語彙対策もしっかり行ってもらえればと思います。
英作文対策
今回の1次試験は英作文のおかげで合格したと言っても過言ではありません。
まず使った教材・行ったことはこちらです。
- 英検準1級ライティング大特訓
- 英検1級ライティング大特訓
- Nabeさんのライティング添削講座、zoom講座
前回までは英作文完全制覇を主に英作文対策として使用していましたが、今回は使用しませんでした。教材については相性も大きいと思うので、合うものを使うのが良いと思います!私の場合はライティング大特訓の方が合っていたようです。
まずはじめに
これまで3回受験した際は、英検1級対策の定番の英作文完全制覇を使用して英作文を写経したり自分で作ったりと、自分なりには対策していたつもりでした。にも関わらず、毎回24点や25点といまいち点が取れませんでした。改善点も分からず、どのように対策をすれば良いのかも見当がつきませんでした…。
そんな時、TwitterでNabeさんのライティング講座について知り、1人でやっていてもまた同じ結果になると思って、思い切って申し込むことにしました!
Nabeさんの講座では、英作文の構成や展開の基本をとてもわかりやすくご指導いただけるだけではなく、勉強の際におすすめのツールや参考書、勉強方法などについても教えていただけました。
講座に興味を持った当初の私は英作文の添削を受けるレベルではなかったことから、まずはおすすめしていただいた参考書を使って基礎を固めていくことにしました。
それでは実際に行ったことについてまとめていきます!
対策その1. 準1級のライティング大特訓で基礎固め
1級を受けるのに準1級?と不安になられるかもしれませんが、結果としては準1級と1級の両方をやって大正解でした。私は準1級を受験した時にこのシリーズを使っていなかったので、新たに入手しました。
準1級で書き方の基礎固めをして、1級で英作文の中身や表現方法などより実践的な内容を学ぶようなイメージでした。
教材の良いところ
- 文法ミスランキングで頻発ミスを学べること
- 1級の大特訓よりも解説が丁寧で、サンプル英作文のどこがなぜダメなのかしっかり説明してあること
準1級の頻発文法ミスは、1級を受ける人でもよくあるものが多いようです。間違えやすいポイントが分かりやすくまとめてあるので、対策の後半や試験の直前にも見直しました!
また、サンプル英作文の解説を通じて、英作文の書く際の基礎を学ぶことができます。なぜこの書き方ではだめなのか?どうすれば良くなるのか?を色々なパターンを通して知ることで、どう書けばいいのかが分かるようになってきます。
教材の使い方
Chapter 2~4は、英作文の基本的な書き方や頻出するミス、類語の使い分けなどについてまとめられてあるので、何度も読み返しました。1級の参考書に移ってからも適宜見直していました。
Chapter5~7は実際に英作文を書くためのトレーニングになります。私は英作文の型を身体に浸み込ませたいと思ったため、参考書にはマーカーをしながらしっかり読んで、英作文をノートに書き写しました。
ただ、ここで時間をかけすぎて1級の参考書に移るのが試験1ヶ月前になってしまい、対策の時間が足りなくなってしまったことと、英作文の内容や語彙的にも1級と比べると少し易しいことを考えると、ノートに書く必要まではなかったかもしれません。
準1級の参考書から始める方も、試験日から逆算して早めに1級の教材に移ることをおすすめします!
対策その2. 1級のライティング大特訓で1級のレベルを身につける
準1級で基礎固めを行った後は、そのままの流れで1級の参考書に移りました。
教材の良いところ
- 英作文が準1級から一貫した書き方で書かれているため、無理なくレベルアップできること。私は英作文完全制覇の方も使っていたことがあるのですが、そちらはこのシリーズとはまた違ったアプローチの書き方になっています。せっかく準1級で型を学んだので、同じような書き方で1級レベルに移る方がスムーズでした。
- 準1級よりもトピックの量が多いこと。それぞれに背景知識がまとめられてあるので、英検1級の英作文に必要な知識をつけていくことができます。
- また、語彙や表現のレベルがちょうどいいと思いました。難しすぎないので、実際の英作文で真似することができます。サンプルエッセイから積極的に盗んで、使いこなせるようになれば高評価が得られる英作文になると思いました!
教材の使い方
この参考書では、主に問題演習と英作文のネタ集めを行なっていきました!
- 問題演習
まずはノートに手書きで英作文を書いてみて、その後パソコンに打ち込んでGrammarlyに入れて文法をチェックしました。その後、元の手書きの英作文に改善点を書き込みました。今ならChatGPTを活用するのも良いですね!
時間的にあまり演習を積むことができず、実際に自分で作成できた英作文は5個しかない状態で試験に臨んだのですが、間に合わなかったトピックはマーカーを引きながら読み込みました。
また、これは時間がない方も是非何度かやっておいてほしいのですが、文字数の感覚を確かめるため、テストの直前には実際の答案と同じサイズにテンプレートを印刷して書くようにしました。
- 英作文のネタ集め
英検1級の英作文では、時間制限のある中で基本的に理由を3つ書くことになります。そのため、どんなトピックが来ても瞬時に3つの理由を思い浮かべられるように、ネタ帳を作って暗記するのがおすすめです。
私はエクセルを使ってトピックと理由3つを書いたオリジナルのリストを作成しました。
その際、ただ理由をひとこと書くのではなく、実際に英作文を作成する際に書きやすいように、文の流れをイメージしながら理由をまとめていきました。このトピックリストの作成には、1級ライティング大特訓の英作文例と、背景知識まとめのページが役立ちました!
トピック数としては、合計52個になっていました。
また、このリストは持ち運んで昼休みなどにも見返すようにしていました。テストの直前に見るのにもとても役立ち、心を落ち着けながらテスト開始を待てるのでお守りとしてもおすすめです。笑
対策その3. 添削を受ける
今回の英検対策で一番点数に直結したと思うのが、この「添削を受ける」ということでした!参考書での独学だけでは合格はなかったと思うくらいです。
特に、信頼のできる先生から添削を受けることは、Grammarlyなどを使用してただ機械的に文法ミスを直すのとは大きな違いがありました。
添削といっても色々な方法があると思います。例えばネイティブに添削してもらえるサービスだったり、オンライン英会話中に先生にお願いする方法だったり…。
しかし、英検1級の英作文であれば、英検の英作文を熟知した先生を頼るのが一番の近道になると感じました。
今回私は準備が思った以上に遅れていて、試験1か月前に自作の英作文が1つもない状態でした。
そのため、添削をお願いしたのは1本目の英作文になってしまったのですが、それでも一度自分なりに1本の英作文を完成させ、評価していただくことはとても効果的でした。
- 文法的なミスについて
- 英作文の構成方法について
- 具体例の出し方について
などを自作の英作文をもとに指導していただけるので、参考書で独学していても気づけない自分の癖に気づくことができます。これが実力をつけるためにとても効果的でした!特に、文の流れについて改善点を教えていただき、どのようにすれば論理的な英作文になるかを教えていただけたのがとても参考になりました。
また、せっかく丁寧に指導していただいたんだから!と、最後まで諦めずに勉強を続けることができたのも、添削を受けた効果の1つです。
私の説明だけではなかなか伝わりきらないと思うのですが、添削を受けることの効果については、私の先生のNabeさんが作成されているNoteを見ていただくのが一番かと思います!
(私の実際の添削もお恥ずかしながら掲載されています)
他の1次試験合格者の方の添削も載っており、実際の添削の様子や合格者のレベル感を知ることができます。合計8名の英作文の添削が掲載されている充実の内容なので、Nabeさんの添削講座を体験することができます。
また、私は英作文の対策中に一番困ったのが、合格のレベル感が分からないということだったのですが、そのような方には是非おすすめしたいです!
まとめ
今回の受験で感じたことが、英検1級合格には英作文が不可欠だということです。
その理由の1つは、英作文の点数配分の大きさにあります。数点あげるだけで合計点はかなり上乗せされます。今回語彙がかなりグダグダな状態で受験し、実際は読解問題も相性が悪くて思っていたよりさらに点数が取れていないのですが、英作文で大幅に点数を上げられたため合格することができました。
また、その英作文の点数についても、書き方のコツを学べば、格段に点数を上げることができる!ということも今回の受験で実感しました。
そして、そのためには、信頼できる先生から指導を受けることが近道になるよ!ということをお伝えしたくて、この記事を書かせていただきました。
簡単ですが、以上が1次試験の対策で行ったことになります。少しでも参考になれば幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました!