みどりのえいご

英語の資格学習などについての体験記です

英検1級受験記その2・2022年第3回~2次結果と考察編~

こんにちは!

今日は英検2次試験の結果発表でした。この記事では、2次試験の結果について当日を振り返りながら点数の考察をしてみたいと思います。

英検1級2次の結果

まず最初に、結果はこちらです!

なんと合格していました!INTERACTIONの10点が何よりも嬉しいです!発音、文法も必死に話している間崩れまくっていたと思うし、スピーキングは社会人になってから始めたようなものでずっと苦手意識があるので、予想以上の評価に驚いています。

振り返ると試験前はずっと不安で、とくに最後の方はTwitterでもDMMの先生にも弱音を吐いてばかりでした。

最後まで2分ぴったりのスピーチはできるようにならなかったし、たくさん作成した原稿は覚えられていないし、試験2日前のDMM英会話で初めましての先生から辛口アドバイスを貰って落ち込むこともありました。

試験当日もとりあえず質問に答えて喋り続けることはできたけど、それ以外に自信があるところがなくて、今日結果を見るのがとても怖かったです。なのでこの点数には自分が一番驚いています!

Twitterの勉強仲間のみなさんと模擬面接会をしたことや、DMMでずっと練習に付き合ってくれた先生の存在など、応援してくださる方々に励まされてなんとか最後まで諦めずに頑張ることができました。

ちなみに早速DMMでお世話になった先生に結果を報告したのですが、嬉しさのあまり今日はうまく英語を喋ることができませんでした。先生も喜んでくれてお互いにこにこでした。笑

点数の考察

(2023/3/17追記)

今回の点数について、試験当日を振り返りながら分析してみたいと思います。当日についてもレポートしていますので、話した内容についての詳細はこちらをどうぞ!

midori-eng.hatenablog.com

それでは当日の様子を振り返りながら点数について推測してみます!

SHORT SPEECH…7点

  • 反省点

トピック選びに時間がかかり、ぼんやりと2つのポイントを思い浮かべた状態でスピーチに突入したこと。

また、全く準備をしたことのないテーマだと、分野ごとの定番の表現の使いまわしなどもし辛く、いちから話すことを考えて口から出さないといけないため、スムーズに話すことができませんでした。

具体的に中身を振り返ると、1つ目の理由「人々の行動の方がお金より大事だ」については、なんとか具体的なサポートとして「政府が正しく資金を使えなければ、先進国が途上国に投資をしても無駄になることがある」と言うことができましたが、2つ目の理由「技術の発展の方がお金よりも大事だ」については例が思い浮かばず、抽象的なことを繰り返すだけになり、完成度の高いスピーチとは言えませんでした。

  • 良かった点

まずは、イントロと結論で喋るテンプレートを決めて練習していたこと。トピック選び中は混乱していますが、話し慣れたイントロを落ち着いて話すことで、堂々とスピーチをしている印象を与えられると感じていました。そのため、イントロはあえてゆっくりはっきり喋りました。また、結論についても、練習をしている際に時間に迫られていて慌てる場合も多かったため、簡潔な結論を用意して毎回それを使うようにしていました。スピーチ中は焦っている状態であることが多いと思うので、最初と最後は何も考えずに口から出てくるようにしておくと負担が減って中身に時間と頭を使えるのでおすすめです。

そして次に、2分のタイマーが鳴るまで話し続けるようにしたこと。結論に入ったあと、少し時間が余っている感覚があったため、おきまりのフレーズを話し終わった後に少し付け足しました。話しているうちにタイマーが鳴り、最後まで言わせてもらって終了だったので、確実に2分は話せたと分かっている状態でQ&Aに進むことができ、大幅なミスはないだろうと安心材料になりました。

  • まとめ

7点ということは2人の面接官それぞれの点は3点・4点だと思うので、2分間の間しゃべり続けたこと、スピーチの型ができていたこと(イントロ・理由2つ・結論を約2分で)がそれぞれの面接官から最低3点は貰えた結果につながったのではと思います。

他の項目よりも低い結果となりましたが、これはスピーチ内容の薄さのため、全体の完成度が下がり、8点が貰えなかったのだろうと感じています。

INTERACTION…10点

  • 反省点

せっかく満点をいただけたので、反省点はなしで!

と言いたいところですが、早口になってしまったことが反省点です。4分程度のはずのQ&Aで5問も回答したということは、答えた内容が短かったか、話すペースが速すぎたかです。点数を考えると内容は大丈夫ということだと思うので、早口だったのだと思います。

これはオンライン英会話で練習をしている時にもいつも言われていたことで、ゆっくり話すことで文法ミスを減らすことができ、発音もはっきり聞き取ってもらいやすくなります。また、その方が話しながら考える時間を持てるので、内容的にも完成度が高くなるはずです。

  • 良かった点

つなぎ言葉を意識的に使って、全ての問いに自然に答えることができたこと!質問が難しいな~というときも、黙り込んだり、「あ~、え~」と変にフィラーを入れるよりも「It’s a difficult question.」など、何でもいいので口に出してつなぐように練習していました。

また、面接官から鋭い質問や、自分と反対の考えが飛んでくることもあると思いますが、必ず相手の質問や意見を一旦受け止めることも意識していました。「That's true.」や、「I partially agree with you.」など、いきなり反論するのではなく、相手の言葉を肯定してから、「However,....」と自分の意見を言うようにしました。英検の面接はディベートではないので、相手に対抗するのではなく、円滑なディスカッションをするイメージで、ポジティブな印象を与えながら相手に自分の意見を受け入れてもらえるように話していました!

ポジティブな姿勢は試験全体でも意識していて、トピックで立場を選ぶ時にも前向きな立場に立つようにしていました。

例えば今回だと、お金が全てを解決するに賛成(ネガティブ寄りの答え)にした場合、その後のQ&Aでは「でもこういうことはお金よりも大事なんじゃない?」と聞かれたとしても、「いいえ、お金の方が大事です!」「お金がないと解決できません!」と、どんどんネガティブな方に話の流れがいくことになります。それよりも、「こういう方法も問題解決には効果的です!お金以外にも手はあります!」と提案していく形の方が前向きな議論ができます。ポジティブな立場に立つと印象が良いだけではなく、何より自分自身が質問に答えやすくなります!

また、聞かれた内容への答えをまずはっきりと述べることも意識しました。私は練習時にズバッと答えを言うことが苦手で、回りくどく説明しがちでしたが、聞いている方としてはまず最初に問いへの答えがあるとストレスなく聞けると思います。

もう一点、一番良かったと思うところが、自分の得意な話題への誘導がうまくいったことです!質問には答えつつも、さらに関連する話題を盛り込むことで、自分のやりやすい方にもっていくことができます。また後程2次対策の記事で触れたいと思いますが、スピーチの準備段階の時点でできるだけ同じ理由を色々なトピックで使い回せるようにと準備を行っていました。

  • まとめ

今回のこの点数は、準備が全てだと思います!というのも、私自身長期留学の経験もなく、オンライン英会話を2年ほどやっている程度で、未だに言いたいこともうまく表現できないことが多いからです。にもかかわらず満点を貰えたというのは、

つなぎ言葉や肯定的なリアクションを入れて自然に話をつないだこと

・スピーチ練習を通して、背景知識・話せる話題を増やしていたこと

この2点に尽きます。あとは質問との相性もあったと思いますが、準備をやればやるほど得意なトピックも増えていきます。個人的には今回の結果は、スピーキングが得意じゃなくても、準備することで乗り越えられるということを証明できたかなと思います!

GRAMMER & VOCABULARY…8点

ここについては、特に意識できていませんでした。(意識する余裕がありませんでした・・・!)

オンライン英会話で練習していたときの評価としては、こんな感じでした。

・小さいミスはあるけど全体的には話せている

・語彙はある程度簡単な語彙を避けて話すことができている(準1級の英作文レベルを目指していました。具体的にはenhanceやencourage to、beneficialなどを使うようにしました)

なので、完璧な文法で話すことができなくても、おおむね大きなミスなく話せることと、簡単な語彙(increase, goodなど)以外も使うことができるとそれぞれ4点程度は貰えるのかなと思いました!

PRONUNCIATION…8点

1次合格から2次までの短期間で実力を上げるのは正直なところ難しいと思ったので、細かな発音は諦めて、話し方だけでも英語らしくしようと思っていました。

例えば語尾に余分な母音を入れないように意識したり、極端な日本人なまりはできるだけ抑え、抑揚を意識してみるなど。

でも実際はなかなか改善するのが難しくて、録音を聴くたびに日本語発音から抜け出せずにがっかりしていました。この状態で試験を受けたので、発音がネイティブのように流暢じゃなくても問題ないと思います!

オンライン英会話での評価は、聞き取りやすい、分かりやすいと言われることが多かったですが、決して上手くはありません。なので採点は、ある程度伝わる発音であればそれぞれの面接官から4点を貰えるのかなと思いました。

その他心掛けたこと

  • まず第一に、大きな声で喋ること!普段声が小さくて聞き返されることも多い私は、伝わらなければ発音も内容もちゃんと評価してもらえないと思ったため、大きな声を出すように気をつけました!
  • 二人の面接官の両方に目線を向けること。評価をつけるのは二人なので、片方の質問に答える時も自然に二人とアイコンタクトを取るようにしました。また、自然な会話になるよう心がけました。

以上、点数についての考察でした。ただの一個人の感想ですが、何かのご参考になれば嬉しいです。

今後の目標

今後も相変わらず英会話力向上を目指していきたいと思っています!具体的にはC1レベルが目標です。英検1級でもC1の評価はでていますが、versantなどのスピーキングテストでの達成を目指したいです。

昔からの夢である「海外ドラマを字幕なしで見ること」も大きな目標の1つです。まだ字幕ありでもなかなかすべてを理解することができないので、こつこつと実力を上げていきたいと思っています。

以上、英検1級2次試験の結果と考察でした。お読みいただきありがとうございました!